【内分泌】5択クイズで学ぶ!副腎・性腺・その他のホルモン

2章 人体構造・機能論

🔰 この記事について

本記事は、「解いて覚える」をコンセプトにした
【内分泌】シリーズの5択クイズ記事です。
(※詳細な要点解説は、別記事にしています)

医療系国家試験の出題範囲を中心に、
副腎・性腺・その他のホルモンについて
問題を解きながら学べるよう構成しています。

まだ知識があやふやな場合は、
以下の要点解説記事を先にチェックしてください。

▶️ 副腎皮質ホルモンの種類と作用
▶️ 副腎髄質ホルモンの種類と作用
▶️ 性腺・その他のホルモン

🩺 学習の進め方

本シリーズは
「5択クイズ編」+「要点解説編」 の2本立てです。

おすすめの流れ👇

  • まず 5択クイズ(本記事)で
    理解度チェック
  • 間違ったところを 要点解説記事 で確認
  • もう一度クイズに挑戦して定着

🎯 こんな人におすすめ

  • 出題ポイントを知りたい
  • 試験前に理解度をチェックしたい
  • 試験問題作成の参考にしたい

📄 PDFダウンロード対応

印刷しての復習はもちろん、
講師の方が授業資料や小テスト用としても
ご利用いただけます。
PDFダウンロードボタンからどうぞ👇

🖊️ 5択クイズで確認!副腎・性腺・その他のホルモン

問1:副腎の部位と分泌されるホルモンの組合せで、正しいのはどれか。

  1. 球状層  ― アドレナリン
  2. 束状層  ― ノルアドレナリン
  3. 網状層  ― 副腎アンドロゲン
  4. 副腎髄質 ― コルチゾール
  5. 副腎髄質 ― アルドステロン
解答

 正しい組合せは、3 です。

解説
  1. 誤り。 副腎皮質の球状層から分泌される代表的なホルモンは、アルドステロンです。
  2. 誤り。 副腎皮質の束状層から分泌される代表的なホルモンは、コルチゾールです。
  3. 正しい。 副腎皮質の網状層からは、DHEAやアンドロステンジオンなどの副腎アンドロゲンが分泌されます。
  4. 誤り。 コルチゾールは、副腎皮質の束状層から分泌されます。
  5. 誤り。 アルドステロンは、副腎皮質の球状層から分泌されます。副腎髄質からは、主にアドレナリンやノルアドレナリンが分泌されます。 

🔍 迷ったら、以下の要点解説記事で復習👇
▶️ 副腎皮質ホルモンの種類と作用
▶️ 副腎髄質ホルモンの種類と作用

問2:コルチゾールについて、正しい記述はどれか。

  1. 代表的な鉱質コルチコイドである。
  2. 脂溶性のアミン型ホルモンである。
  3. ストレス時には、分泌が低下する。
  4. 分泌が増加すると、ACTHの分泌を抑制する。
  5. 早朝に分泌が低下し、夜間に分泌が増加する。
解答

 正しい記述は、4 です。

解説
  1. 誤り。 コルチゾールは、代表的な糖質コルチコイドです。代表的な鉱質コルチコイドは、アルドステロンです。
  2. 誤り。 コルチゾールは、コレステロールから合成されるステロイドホルモンです。
  3. 誤り。 身体的・精神的ストレスを受けると、視床下部-下垂体-副腎皮質系が活性化し、コルチゾールの分泌は増加します。
  4. 正しい。 コルチゾールの分泌が増加すると、負のフィードバックにより、下垂体前葉からのACTHの分泌が抑制されます。また、視床下部からのCRHの分泌も抑制されます。
  5. 誤り。 コルチゾールの分泌には日内変動があり、一般に早朝に高く、夜間に低くなります。

🔍 迷ったら、以下の要点解説記事で復習👇
▶️ 副腎皮質ホルモンの種類と作用

問3:コルチゾールの作用について、正しい記述はどれか。

  1. 糖新生を抑制し、血糖値を低下させる。
  2. タンパク質の合成を促進し、筋肉量を増加させる。
  3. 炎症反応や免疫反応を亢進する。
  4. 肝臓でのグリコーゲンの合成を促進する。
  5. 骨形成を促進し、骨量を増加させる。
解答

 正しい記述は、4 です。

解説
  1. 誤り。 コルチゾールは、肝臓での糖新生を促進します。また、筋肉や脂肪組織などでのグルコースの取り込み・利用を抑制し、血糖値を上昇させます。
  2. 誤り。 コルチゾールは、筋肉などでタンパク質の分解を促進し、糖新生に利用されるアミノ酸を増加させます。過剰な状態が続くと、筋肉量の減少につながります。
  3. 誤り。 コルチゾールには、抗炎症作用・免疫抑制作用があります。
  4. 正しい。 コルチゾールは、肝臓でグリコーゲンの合成・貯蔵を促進します。一方で、糖新生も促進するため、血糖値を上昇させる方向に働きます。
  5. 誤り。 コルチゾールが過剰になると、骨形成を抑制します。長期間の過剰状態では、骨量減少の原因となります。

🔍 迷ったら、以下の要点解説記事で復習👇
▶️ 副腎皮質ホルモンの種類と作用

問4:アルドステロンについて、正しい記述はどれか。

  1. 腎臓から分泌される。
  2. アンジオテンシンⅡにより、分泌が促進される。
  3. 血中K+濃度の上昇により、分泌が抑制される。
  4. 主に近位尿細管に作用し、Na+の再吸収を促進する。
  5. 分泌が増加すると、血圧が低下する。
解答

 正しい記述は、2 です。

解説
  1. 誤り。 アルドステロンは腎臓ではなく、副腎皮質の球状層から分泌されます。
  2. 正しい。 アルドステロンは、アンジオテンシンⅡによって分泌が促進されます。レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系(RAA系)は、アルドステロンの重要な分泌調節機構です。
  3. 誤り。 血中K⁺濃度の上昇は、アルドステロンの分泌を促進します。
  4. 誤り。 アルドステロンは、主に遠位尿細管~集合管に作用し、Na⁺の再吸収とK⁺の排泄を促進します。
  5. 誤り。 アルドステロンによりNa⁺の再吸収が促進されると、水分保持も増加します。その結果、循環血液量が増加し、血圧は上昇します。

🔍 迷ったら、以下の要点解説記事で復習👇
▶️ 副腎皮質ホルモンの種類と作用

問5:副腎髄質ホルモンについて、正しい記述はどれか。

  1. コレステロールから合成される。 
  2. 交感神経節前線維から放出されるアセチルコリンにより、分泌が促進される。
  3. 分泌されるカテコールアミンの中心は、ノルアドレナリンである。 
  4. 筋運動や精神的ストレスにより、分泌が低下する。 
  5. 血糖値の低下により、分泌が抑制される。
解答

 正しい記述は、2 です。

解説
  1. 誤り。 副腎髄質から分泌されるアドレナリンやノルアドレナリンは、コレステロールではなく、アミノ酸のチロシンから合成されるカテコールアミンです。
  2. 正しい。 副腎髄質のクロム親和性細胞には交感神経節前線維が直接投射し、節前線維終末から放出されるアセチルコリンによって、アドレナリンやノルアドレナリンの分泌が促進されます。
  3. 誤り。 副腎髄質から分泌されるカテコールアミンは、アドレナリンが主体です。一方、一般的な交感神経節後線維から放出される神経伝達物質は、主にノルアドレナリンです。
  4. 誤り。 筋運動や精神的ストレスなどでは交感神経系が活性化し、副腎髄質からのカテコールアミン分泌は増加します。
  5. 誤り。 血糖値が低下すると、アドレナリンなどの分泌は促進されます。アドレナリンは血糖値を上昇させる方向に働きます。

🔍 迷ったら、以下の要点解説記事で復習👇
▶️ 副腎髄質ホルモンの種類と作用

問6:アドレナリン受容体とその作用について、正しい組合せはどれか。

  1. α1受容体 ― 心拍数・心収縮力増加
  2. α1受容体 ― 血管拡張
  3. β1受容体 ― 気管支拡張
  4. β2受容体 ― 糖新生抑制
  5. β3受容体 ― 脂肪分解促進 
解答

 正しい記述は、5 です。

解説
  1. 誤り。 心拍数や心収縮力の増加には、主にβ₁受容体が関与します。α₁受容体は、主に血管平滑筋を収縮させます。
  2. 誤り。 α₁受容体が刺激されると、血管平滑筋が収縮し、血管収縮が起こります。
  3. 誤り。 気管支平滑筋の弛緩による気管支拡張には、主にβ₂受容体が関与します。
  4. 誤り。 β₂受容体への刺激は、肝臓でのグリコーゲン分解や糖新生などを促進し、血糖値を上昇させる方向に働きます。
  5. 正しい。 β₃受容体は主に脂肪組織などに存在し、刺激されると脂肪分解を促進します。

🔍 迷ったら、以下の要点解説記事で復習👇
▶️ 副腎髄質ホルモンの種類と作用

問7:テストステロンについて、正しい記述はどれか。

  1. ゴナドトロピンの一種である。
  2. 精巣のセルトリ細胞から分泌される。
  3. 下垂体前葉からのLHにより、分泌が促進される。
  4. タンパク異化作用をもつ。
  5. 骨形成を抑制する。
解答

 正しい記述は、3 です。

解説
  1. 誤り。 ゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)には、下垂体前葉から分泌されるLHとFSHがあります。テストステロンは、性腺から分泌されるステロイドホルモンです。
  2. 誤り。 テストステロンは、主に精巣のライディッヒ細胞から分泌されます。セルトリ細胞は、FSHの作用を受けて精子形成を支持し、インヒビンなどを分泌します。
  3. 正しい。 下垂体前葉から分泌されるLHは、ライディッヒ細胞に作用し、テストステロンの分泌を促進します。
  4. 誤り。 テストステロンには、タンパク質合成を促進するタンパク同化作用があります。
  5. 誤り。 テストステロンは、骨の成長や骨量の維持に関与します。

🔍 迷ったら、以下の要点解説記事で復習👇
▶️ 性腺・その他のホルモン

問8:エストロゲンについて、正しい記述はどれか。

  1. ペプチドホルモンである。
  2. 主に黄体から分泌される。
  3. 子宮内膜を分泌期へ移行させる。
  4. 基礎体温を上昇させる。
  5. 骨量の維持に関与する。
解答

 正しい記述は、5 です。

解説
  1. 誤り。 エストロゲンは、コレステロールから合成されるステロイドホルモンです。
  2. 誤り。 エストロゲンは、主に発育中の卵胞から分泌されます。なお、排卵後の黄体からもエストロゲンは分泌されます。
  3. 誤り。 エストロゲンは、子宮内膜の増殖を促進します。排卵後に子宮内膜を分泌期へ移行させるのは、主にプロゲステロンです。
  4. 誤り。 排卵後に基礎体温を上昇させるのは、主にプロゲステロンです。
  5. 正しい。 エストロゲンは骨代謝にも重要な役割をもち、骨吸収を抑えるなどして、骨量の維持に関与します。

🔍 迷ったら、以下の要点解説記事で復習👇
▶️ 性腺・その他のホルモン

問9:ホルモンとその主な分泌部位・作用の組合せで、正しいのはどれか。

  1. ANP ― 腎臓 ― Na⁺排泄促進
  2. BNP ― 心室 ― 血管拡張
  3. エリスロポエチン ― 骨髄 ― 赤血球産生促進
  4. レニン ― 副腎髄質 ― 血圧上昇
  5. レプチン ― 肝臓 ― 摂食抑制
解答

 正しい組合せは、2 です。

解説
  1. 誤り。 ANP(心房性ナトリウム利尿ペプチド)は、主に心房から分泌されます。Na⁺排泄を促進するという作用は正しいです。
  2. 正しい。 BNP(B型ナトリウム利尿ペプチド)は、主に心室から分泌され、血管拡張やNa⁺排泄促進などに働きます。
  3. 誤り。 エリスロポエチンは、主に腎臓から分泌され、骨髄に作用して赤血球産生を促進します。
  4. 誤り。 レニンは、腎臓の傍糸球体細胞から分泌されます。レニン-アンジオテンシン系を活性化し、血圧を上昇させる方向に働きます。
  5. 誤り。 レプチンは、主に脂肪細胞から分泌され、視床下部に作用して摂食を抑制します。

🔍 迷ったら、以下の要点解説記事で復習👇
▶️ 性腺・その他のホルモン

問10:副腎ホルモンと疾患について、正しいのはどれか。

  1. アジソン病では、ACTHの分泌が増加する。 
  2. クッシング症候群では、コルチゾール作用が低下する。 
  3. クッシング病は、副腎皮質の腫瘍によって起こる。
  4. 原発性アルドステロン症では、低血圧をきたしやすい。 
  5. 褐色細胞腫は、カテコールアミンの分泌低下によって起こる。 
解答

 正しい記述は、1 です。

解説
  1. 正しい。 アジソン病(原発性副腎皮質機能低下症)では、コルチゾールの分泌が低下します。そのため、負のフィードバックが弱まり、ACTHの分泌が増加します。
  2. 誤り。 クッシング症候群は、コルチゾール作用が過剰となる状態です。中心性肥満、満月様顔貌、高血圧、高血糖などをきたします。
  3. 誤り。 クッシング病は、下垂体のACTH産生腺腫によってACTHが過剰に分泌され、コルチゾールの分泌が増加する疾患です。副腎皮質腫瘍によるコルチゾール過剰もクッシング症候群の原因になりますが、クッシング病とは呼びません。
  4. 誤り。 原発性アルドステロン症では、アルドステロンが過剰に分泌され、Na⁺・水分の保持が増加するため、高血圧をきたします。
  5. 誤り。 褐色細胞腫では、アドレナリンやノルアドレナリンなどのカテコールアミンが過剰に産生・分泌されることがあります。これにより、高血圧、動悸、頭痛、発汗などをきたします。

🔍 迷ったら、以下の要点解説記事で復習👇
▶️ 副腎皮質ホルモンの種類と作用
▶️ 副腎髄質ホルモンの種類と作用

📄 記事の問題をPDFでダウンロードできます!

講師<br>(管理人)
講師
(管理人)

この記事の5択クイズを、
印刷しやすいPDFにまとめました!

  • 記事と同じ内容の問題だけの簡易版
  • スマホやPCから印刷もOK
  • 隙間時間の確認にも便利です!
  • 講師の方は講義資料としても
    ご使用いただけます。
  • 解答・詳しい解説は
    本記事へのリンク(QRコード)
    から確認できます

👇 学生向け|解いて学べる練習問題PDF

👇 講師向け|授業でそのまま使える小テストPDF

🔍 クイズが解けなかった人へ

講師<br>(管理人)
講師
(管理人)

以下の要点解説記事を
しっかり読んでから、
再トライしてみてください!

▶️ 副腎皮質ホルモンの種類と作用
▶️ 副腎髄質ホルモンの種類と作用
▶️ 性腺・その他のホルモン

🏆ランダム10問テスト(一問一答)

ランダムに出題されるテストを用意しました!

🔍【内分泌】シリーズのその他の記事

5択クイズ問題集(解答・解説・PDFつき)
▶️ ホルモンの分類・作用機序・フィードバック
▶️ 視床下部・下垂体ホルモン
▶️ 甲状腺・副甲状腺・膵臓ホルモン

要点解説(図解・チェックリストつき)
▶️ ホルモンの分類と作用機序|フィードバック機構まで
▶️ 視床下部ホルモンの役割
▶️ 下垂体前葉ホルモンの種類と作用
▶️ 下垂体後葉ホルモンの作用
▶️ 甲状腺ホルモンとカルシトニン
▶️ 副甲状腺ホルモン(PTH)の作用
▶️ 膵臓ホルモンの種類と作用

ランダムテスト(一問一答&5択)
▶️ ホルモンの分類・作用機序・分泌調節
▶️ 視床下部・下垂体ホルモン
▶️ 甲状腺・副甲状腺・膵臓ホルモン

📚 人体構造・機能論|その他の記事はこちらから

以下のまとめ記事から、
その他の記事一覧を確認できます👇

コメント

タイトルとURLをコピーしました