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👉 5択クイズで学ぶ!血圧の基礎と高血圧症
🔰 この記事について
- 本記事は、高血圧症や関連疾患
についての要点解説記事です
(※クイズは別記事)。 - まず基礎を押さえてから
問題演習に進みたい方は、
この要点解説から読み進めてください。
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👇 血圧の基礎知識は、こちら
🖊️ この記事で学べる内容
👇 以下の疾患について、
ポイントをまとめています。
🩺 学習の進め方
本シリーズは
「5択クイズ編」+「要点解説編」 の2本立てです。
📌 おすすめの学習ステップ
- まず クイズ で理解度チェック
- 本記事で知識を整理
- もう一度クイズに挑戦して知識を定着
🎯 こんな人におすすめ
🔍 出題ポイント総整理|高血圧症と関連疾患
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▶︎ 高血圧症
▶︎ 腎硬化症
▶︎ 腎血管性高血圧
▶︎ 低血圧症
📝 重要ポイントだけ復習したい方はこちら👇
高血圧症(Hypertension)
概念
- 高血圧症とは、
血圧が正常範囲より高い状態が持続する病態
です。 - 診断基準は
ガイドラインによって異なりますが、
一般に 収縮期血圧 ≥ 140 mmHg
または拡張期血圧 ≥ 90 mmHg
が目安とされます。
| 分類 | 収縮期血圧 | 拡張期血圧 |
|---|---|---|
| 正常血圧 | <120 | かつ <80 |
| 正常高値血圧 | 120–129 | かつ <80 |
| 高値血圧 | 130–139 | または 80–89 |
| Ⅰ度高血圧 | 140–159 | または 90–99 |
| Ⅱ度高血圧 | 160–179 | または 100–109 |
| Ⅲ度高血圧 | ≧180 | または ≧110 |
| 孤立性収縮期高血圧 | ≧140 | かつ <90 |

(管理人)
家庭血圧では診察室血圧より
基準がやや低く設定され、
135 / 85 mmHg以上 で
高血圧と診断されます。
原因
- 高血圧症は、原因により大きく
本態性(原発性)高血圧 と
二次性(症候性・続発性)高血圧
に分けられます。
本態性高血圧
- 原因が特定できない高血圧で、
全体の約90%を占めます。
二次性高血圧
- 基礎疾患や病態に続発して起こる高血圧で、
原因が明らかなものをいいます。
👇 以下に、二次性高血圧症の主な原因を示します。
| 分類 | 代表例 |
|---|---|
| 腎性 (二次性の約75%) | 慢性腎炎、 腎血管性高血圧(腎動脈狭窄 など) |
| 内分泌性 | 原発性アルドステロン症、 クッシング症候群、褐色細胞腫、 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)、 先端巨大症(末端肥大症)など |
| 血管性 | 高安動脈炎、大動脈縮窄症 |
| 神経性 | 脳腫瘍、脳出血、脳炎 など |
| その他 | 閉塞性睡眠時無呼吸症候群、妊娠高血圧症候群、 薬物性(NSAIDs、ステロイドなど) |
症状
- 軽症では自覚症状はほとんどありません。
- 長期間の高血圧により動脈硬化が進み、
合併症として症状が現れます。
👇 動脈硬化については、以下の記事へ
主な合併症
- 高血圧症の合併症には、
以下のような疾患があります。
※各疾患については、
それぞれの記事を参照してください。
治療
- 生活習慣の改善
食塩制限、運動、減量、禁煙・節酒 など - 薬物療法(降圧薬)
利尿薬、Ca拮抗薬、ACE阻害薬、
ARB、β遮断薬 など
利尿薬
- 尿量を増やして体の余分な
水分(循環血液量)を減らし、
その結果、血圧を下げます。
Ca拮抗薬
- 血管の筋肉をゆるめて血管を広げ、
血液の流れやすさを改善して
血圧を下げます。
ACE阻害薬・ARB
- RAA系(血圧を上げるホルモン系)
の働きを抑えることで、
血管収縮や水分保持を防ぎ、
血圧を下げます。
β遮断薬
- 交感神経の働きを抑えて
心拍数や心臓の働きを落ち着かせ、
その結果、血圧を下げます。
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▶︎ 高血圧症
▶︎ 腎硬化症
▶︎ 腎血管性高血圧
▶︎ 低血圧症
腎硬化症(Nephrosclerosis)
概念
- 腎硬化症は、高血圧によって
腎臓の血管に動脈硬化が起こり、
腎臓の機能が障害される疾患です。 - 腎臓は細かい血管が集まってできているため、
高血圧の影響を強く受けやすい臓器です。

(管理人)
高齢化や高血圧患者の増加に伴い、
新規透析導入の原因疾患として
糖尿病性腎症に次いで
多くなっています。
分類・原因
良性腎硬化症
- 長期にわたる高血圧のために
腎の小動脈に徐々に動脈硬化が進行する病態
です。 - 進行は比較的ゆるやかです。
悪性腎硬化症
- 重度の高血圧により
急速に腎障害が進行します。 - 症状が急激に悪化し、予後不良です。
診断
良性腎硬化症
- 軽度の蛋白尿(陰性の場合もあります)
- 血液検査で腎機能低下
(血清クレアチニン上昇、GFR低下)
悪性腎硬化症
- 蛋白尿の増加(中等度〜高度)
※ネフローゼは典型的ではない - 血尿を伴うこともある
- 腎機能が急激に悪化
- 眼底検査で高血圧性網膜症を伴うこともある
治療
- 良性腎硬化症
高血圧のコントロールが中心
(降圧療法が基本) - 悪性腎硬化症
厳格な血圧管理に加え、全身状態の管理が必要

(管理人)
高血圧は腎臓の血管を傷つけます。
腎臓が悪くなると
血圧はさらに上がりやすくなり、
「高血圧 ⇄ 腎障害」の悪循環
となります。
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▶︎ 高血圧症
▶︎ 腎硬化症
▶︎ 腎血管性高血圧
▶︎ 低血圧症
腎血管性高血圧(Renovascular Hypertension)
概念
- 腎血管性高血圧は、
二次性高血圧の代表的な疾患です。 - 腎動脈が狭窄して腎血流が低下すると、
腎の傍糸球体細胞からレニン分泌が亢進し、
RAA系が活性化されて血圧が上昇します。

腎血流が低下すると腎からのレニン分泌が増加し、
RAA系が亢進する。
その結果、副腎皮質からのアルドステロン分泌
が促進され、ナトリウムと水の再吸収が進み、
血圧が上昇する。
原因
| 原因 | 特徴・好発 |
|---|---|
| 粥状硬化(最多) | 中年以降の男性に多い。 コレステロールなどにより プラーク形成 → 血管内腔が狭窄 |
| 線維筋性異形成 | 若年〜中年の女性に多い。 非動脈硬化性・非炎症性に動脈壁が肥厚 |
| 高安動脈炎 (大動脈炎症候群) | 若年女性に多い。 大動脈や分枝に炎症を起こし狭窄をきたす |
👇 粥状硬化については、以下を参照。
診断
| 所見 | 内容 |
|---|---|
| 身体所見 | 腹部で血管雑音(bruit)を聴取 |
| 血液検査 | 血漿レニン活性↑、アルドステロン↑、K↓ (=二次性アルドステロン症の所見) |
| 画像検査 | 腎動脈造影・CTA・MRAで狭窄部を確認 |
原発性アルドステロン症
- 副腎皮質そのものに
異常(腫瘍や過形成)があり、
アルドステロンが自律的に過剰分泌
される疾患です。 - アルドステロンの作用で
Na・水分の貯留 → 血圧上昇 が起こり、
結果として レニン分泌が抑制され、
レニン活性は低下 します。
二次性アルドステロン症
- 副腎以外の原因で
レニン分泌が増えるために、
それに続いてアルドステロンが過剰分泌
される疾患です。 - 代表例が腎血管性高血圧で、
腎血流低下 → レニン↑
→ アルドステロン↑ → 高血圧
となります。 - この場合、レニン活性は上昇しています。
治療
薬物療法(降圧薬):第一選択
- ACE阻害薬、ARBなどの
RAA系阻害薬がよく用いられます。 - ただし両側腎動脈狭窄や単腎例では、
急激に腎機能が悪化するリスクがあるため
注意が必要です。
血行再建術(経皮的腎動脈形成術:PTRA)
- 薬物でコントロール困難な場合や、
腎機能悪化が進む場合に考慮されます。 - バルーン付きカテーテルを腎動脈に挿入し、
狭窄部位を拡張して血流を改善する治療です。 - ステントを留置することもあります。
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▶︎ 腎血管性高血圧
▶︎ 低血圧症
低血圧症(Hypotension)
概念・定義
- 高血圧と異なり、
明確な数値基準はありません。 - 一般的には 収縮期血圧100 mmHg未満
を低血圧と呼ぶことが多いです。 - ただし
「血圧が低いだけ」では病気とは言えず、
症状の有無が臨床的に重要です。
症状
- 無症状なら
問題ない場合も多いです(体質性低血圧)。 - 症状が出ると、
めまい・立ちくらみ・失神・倦怠感・冷感・
動悸 などがみられます。
| 分類 | 特徴・原因 | 臨床的ポイント |
|---|---|---|
| 体質性 (本態性) 低血圧 | 若年女性に多い。 体質的に血圧が低いが 大きな異常はない。 | 無症状なら問題なし。 生活指導で対応。 |
| 二次性 低血圧 | 出血・脱水(循環血液量↓)、 心不全・不整脈(心拍出量↓)、 薬剤(降圧薬・利尿薬)、 副腎不全など。 | 原因疾患の治療が必要。 急性ショックに 進展することもある。 |
| 起立性 低血圧 | 起立後3分以内に、 収縮期血圧20 mmHg以上 or 拡張期血圧10 mmHg以上低下。 原因は自律神経障害、加齢、薬剤など。 | めまい・失神の 原因として重要。 |
治療
- 無症状なら治療は不要です。
- 症状がある場合、または二次性低血圧では
原因疾患の治療が基本となります。 - 体質性低血圧では、
生活指導
(規則正しい生活、水分摂取、適度な運動)
が中心です。
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▶︎ 高血圧症
▶︎ 腎硬化症
▶︎ 腎血管性高血圧
▶︎ 低血圧症
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□ 概念:
収縮期血圧 ≥ 140 mmHg
または 拡張期血圧 ≥ 90 mmHg
が持続する状態
□ 分類:
本態性高血圧(原発性)
二次性高血圧(症候性・続発性)
□ 頻度:約90%が本態性高血圧
□ 症状:初期は無症状が多い
□ 合併症:動脈硬化による合併症
脳血管疾患・虚血性心疾患・腎疾患 など
□ 治療:生活習慣の改善、降圧薬
□ 腎疾患(最多):腎血管性高血圧など
□ 内分泌疾患:
原発性アルドステロン症
クッシング症候群
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
先端巨大症(末端肥大症)など
□ その他:
血管疾患、脳血管疾患、
妊娠、睡眠時無呼吸症候群など
□ 概念:
高血圧により生じる
腎の細動脈硬化性病変
※ 高血圧の合併症(原因ではない)
□ 原因:長期的または重度の高血圧
□ 分類:
良性腎硬化症:慢性的に経過
悪性腎硬化症:急激に腎機能が悪化
□ 概念:腎動脈狭窄による二次性高血圧
□ 原因:腎動脈の粥状硬化(最多)
□ 病態:腎血流 ⬇︎→ RAA系活性化 → 血圧 ⬆︎
□ 診断:レニン活性 ⬆︎、アルドステロン ⬆︎
□ 治療:降圧薬、血行再建術(PTRAなど)
□ 目安:収縮期血圧100 mmHg未満
□ 種類:本態性・二次性・起立性
□ 本態性:無症状なら治療不要
□ 起立性:立位で血圧低下
(自律神経障害・加齢・薬剤 など)
※ 記事作成には正確を期しておりますが、
内容に誤りや改善点がございましたら、
お知らせいただけますと幸いです。
今後の教材作成の参考に
させていただきます。
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