
消化酵素の名前が多すぎて、
毎回ごちゃごちゃになります…。
今回も5択クイズで覚えられますか?

(管理人)
もちろんです!
間違えやすい消化酵素や
肝臓・胆嚢・膵臓のポイントを
5択クイズにしました。
問題を解きながら、
効率よく復習していきましょう!
🔰 この記事について
本記事は、「解いて覚える」をコンセプトにした
【消化器】シリーズの5択クイズ記事です。
(※詳細な要点解説は、別記事にしています)
医療系国家試験の出題範囲を中心に
構成しています。
対象範囲は、以下の通りです。
まだ、知識があやふやな場合は、
以下の要点解説記事を先にチェックしてください。
▶️ 栄養素の消化と吸収
▶️ 肝臓・胆嚢の構造と機能
▶️ 膵臓・腹膜の構造と機能
消化器系の基礎知識や消化管(食道〜大腸)
の5択クイズはこちらから👇
【消化器】の全範囲の復習はこちら👇
🩺 学習の進め方
本シリーズは
「5択クイズ編」+「要点解説編」 の2本立てです。
おすすめの流れ👇
- まずクイズ(本記事)で理解度チェック
- 間違ったところを 要点解説記事 で確認
- もう一度クイズに挑戦して定着
🎯 こんな人におすすめ
📄 PDFダウンロード対応
印刷しての復習はもちろん、
講師の方が授業資料や小テスト用としても
ご利用いただけます。
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✏️ 5択クイズで理解度をチェック!
問1:三大栄養素の種類や構造について、正しい記述はどれか。
- デンプンは、主に動物の肝臓や筋肉に含まれる多糖類である。
- マルトースは、グルコースとフルクトースから構成される。
- タンパク質は、アミノ酸がペプチド結合により多数つながった高分子である。
- 食物中の脂質の大部分は、コレステロールである。
- トリグリセリドには、3つのグリセロールが含まれる。
解答
正しい記述は、3 です。
解説
- 誤り。 主に動物の肝臓や筋肉に含まれる多糖類はグリコーゲンです。一方、デンプンは米や小麦、イモ類などの植物に含まれる多糖類です。
- 誤り。 マルトース(麦芽糖)は、グルコース2分子からなる二糖類です。グルコースとフルクトースから構成される二糖類はスクロース(ショ糖)です。
- 正しい。 タンパク質は、多数のアミノ酸がペプチド結合によってつながった高分子です。
- 誤り。 食物中の脂質の大部分は、中性脂肪(トリグリセリド)です。コレステロールも脂質の一種ですが、その割合はわずかです。
- 誤り。トリグリセリド(中性脂肪)は、1分子のグリセロールに3分子の脂肪酸が結合した構造をとります。
👉 詳細は、▶️ 栄養素の消化と吸収
問2:消化酵素と含まれる消化液の組み合わせで、正しいのはどれか。
- アミラーゼ ー 胃液
- リパーゼ ー 胆汁
- ペプシン ー 膵液
- マルターゼ ー 胃液
- トリプシン ー 膵液
解答
正しい組み合わせは、5 です。
解説
- 誤り。 アミラーゼは、唾液や膵液に含まれる糖質分解酵素です。胃液には含まれません。
- 誤り。 リパーゼは、主に膵液に含まれる脂質分解酵素です。胆汁には消化酵素は含まれず、脂質を乳化して消化を助けます。
- 誤り。ペプシンは、胃液に含まれるタンパク質分解酵素です。胃ではペプシノーゲンとして分泌され、胃酸によって活性化されます。
- 誤り。 マルターゼは、小腸上皮細胞の刷子縁に存在する糖質分解酵素です。胃液には含まれません。
- 正しい。 トリプシンは、膵液に含まれるタンパク質分解酵素です。膵臓からはトリプシノーゲンとして分泌され、十二指腸でエンテロペプチダーゼにより活性化されます。
👉 詳細は、▶️ 栄養素の消化と吸収
問3:消化酵素と主に作用する物質について、正しい組み合わせはどれか。
- アミラーゼ ー デンプン
- リパーゼ ー コレステロール
- ペプシン ー 脂肪酸
- マルターゼ ー オリゴペプチド
- トリプシン ー トリグリセリド
解答
正しい組み合わせは、1 です。
解説
- 正しい。 アミラーゼはデンプン(多糖類)を分解する酵素で、デンプンをデキストリンやマルトース(二糖類)へ分解します。
- 誤り。 リパーゼは、トリグリセリド(中性脂肪)をグリセロールと脂肪酸に分解する酵素です。コレステロールは脂質の一種ですが、消化酵素による分解はほとんど受けません。
- 誤り。 ペプシンは、タンパク質をポリペプチドへ分解する酵素です。脂肪酸はトリグリセリドがリパーゼによって分解されて生じる物質です。
- 誤り。 マルターゼは、二糖類であるマルトースをグルコースへ分解する酵素です。オリゴペプチドは、小腸上皮細胞のペプチダーゼによってアミノ酸まで分解されます。
- 誤り。 トリプシンは、胃でペプシンによって分解されたポリペプチドを、さらに小さなオリゴペプチドへ分解する酵素です。トリグリセリドは、リパーゼによって分解されます。
👉 詳細は、▶️ 栄養素の消化と吸収
問4:肝臓について、正しい記述はどれか。
- 人体最大の実質臓器である。
- 10個の肝区域に分けられる。
- 鎌状間膜によって、機能的な左葉と右葉に分けられる。
- 肝血流のほとんどは、肝動脈から供給される。
- 門脈は、酸素に富む動脈血を肝臓に運ぶ。
解答
正しい記述は、1 です。
解説
- 正しい。 肝臓は成人で約1.2〜1.5kgと、人体で最大の実質臓器です。
- 誤り。 肝臓は、血流や胆汁の流れに基づき、機能的に8区域に分けられます。
- 誤り。 鎌状間膜は、肝臓を解剖学的に左葉と右葉に分ける目安です。一方、機能的な左葉と右葉の境界はカントリー線です。
- 誤り。 肝血流の大部分(約75%)は門脈から供給され、残り約25%は肝動脈から供給されます。
- 誤り。 門脈は、小腸で吸収した栄養素や代謝物を肝臓へ運ぶ静脈です。一方、酸素に富む血液は肝動脈によって肝臓へ供給されます。
👉 詳細は、▶️ 肝臓と胆嚢の構造・機能
問5:肝臓の機能ではないのはどれか。
- アルブミンの合成
- ビタミンの貯蔵
- 尿素の合成
- 胃酸の中和
- 血糖の調節
解答
肝臓の機能でないのは、4 です。
解説
- 正しい。肝臓では、アルブミンや血液凝固因子など、さまざまなタンパク質が合成されます。
- 正しい。肝臓には、脂溶性ビタミン(A・D・E・K)やビタミンB12などが貯蔵されます。
- 正しい。肝臓では、アミノ酸の分解によって生じた有毒なアンモニアを、無毒な尿素へ代謝(解毒)します。
- 誤り。 肝臓は胃酸の中和には直接関与しません。胃酸は、ブルンネル腺から分泌される重炭酸イオンを含むアルカリ性粘液や、重炭酸イオンに富む膵液によって中和されます。
- 正しい。肝臓は、過剰なグルコースをグリコーゲンとして貯蔵し、血糖値が低下するとグリコーゲンを分解してグルコースとして血液中へ放出することで、血糖値の維持に重要な役割を果たしています。
👉 詳細は、▶️ 肝臓と胆嚢の構造・機能
問6:胆汁について、正しい記述はどれか。
- 胆嚢で合成される。
- 脂溶性の間接ビリルビンを含む。
- 脂質の分解酵素を含む。
- コレシストキニンにより分泌が抑制される。
- 脂肪の摂取時に分泌が促進される。
解答
正しい記述は、5 です。
解説
- 誤り。 胆汁は肝臓で産生され、胆嚢で貯蔵・濃縮されます。
- 誤り。 胆汁中には、水溶性の直接ビリルビン(抱合型ビリルビン)が含まれます。
- 誤り。 胆汁には消化酵素は含まれません。主な成分は胆汁酸塩・ビリルビン・コレステロールなどで、脂質を乳化して膵リパーゼによる消化を助けます。
- 誤り。 コレシストキニン(CCK)は、胆嚢を収縮させ、オッディ括約筋を弛緩させることで、胆汁の排出を促進します。
- 正しい。 脂肪が十二指腸に入るとコレシストキニン(CCK)が分泌され、胆汁の排出が促進されます。
👉 詳細は、▶️ 肝臓と胆嚢の構造・機能
問7:胆汁成分の機能や代謝について、正しい記述はどれか。
- ビリルビンは、コレステロールから合成される。
- 胆汁酸塩は、脂質を乳化する。
- ビリルビンは、脂質と共にミセルを形成する。
- ビリルビンの大部分は、回腸で再吸収され、再利用される。
- 胆汁酸塩は、便の色や尿の色の元になる。
解答
正しい記述は、2 です。
解説
- 誤り。 ビリルビンは、ヘモグロビンの分解により生じる物質です。コレステロールから合成される胆汁成分には、胆汁酸があります。
- 正しい。胆汁酸塩は、大きな脂肪滴の表面を覆って、小さな脂肪滴に分散させます。この乳化作用により、膵リパーゼが効率的に脂肪を消化できるようになります。
- 誤り。脂質とともにミセルを形成するのは胆汁酸塩です。胆汁酸塩は、膵リパーゼによって生じた脂肪酸やモノグリセリドなどを包み込み、球状のミセルを形成して吸収を助けます。
- 誤り。ビリルビンの多くは排泄されます。回腸で大部分が再吸収され、腸肝循環により再利用されるのは胆汁酸塩です。
- 誤り。 ビリルビンは腸内細菌によってウロビリノーゲンに代謝され、その多くはステルコビリンとなって便の色の原因になります。また、一部はウロビリンとなって尿の色の原因になります。
👉 詳細は、▶️ 肝臓と胆嚢の構造・機能
問8:膵臓について、正しい記述はどれか。
- 腹膜内臓器である。
- 膵頭部で胃と接している。
- 外分泌組織が膵臓全体の約10%を占める。
- 主膵管は、総胆管と合流して大十二指腸乳頭に開口する。
- 膵臓には、内分泌能はない。
解答
正しい記述は、4 です。
解説
- 誤り。 膵臓は、腹膜の後方に位置する後腹膜臓器です。
- 誤り。膵頭部は、十二指腸に囲まれるように位置しています。
- 誤り。 膵臓の約90%以上は、外分泌組織で占められています。
- 正しい。 主膵管は、総胆管と合流して大十二指腸乳頭に開口し、外分泌組織で産生された膵液を十二指腸へ運びます。
- 誤り。 膵臓は、膵液(消化酵素や重炭酸イオン)を分泌する外分泌能と、ランゲルハンス島からインスリンやグルカゴンなどのホルモンを分泌する内分泌能の両方をもっています。
👉 詳細は、▶️ 膵臓と腹膜の構造・機能
問9:膵液について、正しい記述はどれか。
- 導管細胞が膵酵素を産生し、膵液を分泌する。
- 強いアルカリ性を示し、胃酸を中和できる。
- タンパク分解酵素は、不活性型として分泌される。
- 核酸分解酵素である、エラスターゼを含む。
- セクレチンは、消化酵素に富む膵液分泌を促進する。
解答
正しい記述は、3 です。
解説
- 誤り。腺房細胞は膵酵素を産生し、導管細胞は重炭酸イオンに富む膵液を分泌します。
- 誤り。膵液は重炭酸イオンを豊富に含むため、弱アルカリ性を示します。十二指腸で胃酸を中和する働きがあります。
- 正しい。 膵臓内での自己消化を防ぐため、タンパク分解酵素は不活性型の前駆体として分泌されます。
- 誤り。核酸分解酵素はヌクレアーゼです。エラスターゼは膵液に含まれるタンパク分解酵素の一つです。
- 誤り。 セクレチンは重炭酸イオンに富む膵液の分泌を促進します。一方、コレシストキニン(CCK)は消化酵素に富む膵液の分泌を促進します。
👉 詳細は、▶️ 膵臓と腹膜の構造・機能
問10:以下のうち、腹膜内臓器でないものはどれか。
- 横行結腸
- 胃
- 上行結腸
- 小腸
- 脾臓
解答
腹膜内臓器でないのは、3 です。
解説
- 腹膜内臓器は、臓器の表面が臓側腹膜に覆われ、可動性が比較的大きい臓器です。
代表的な臓器には、胃・肝臓・脾臓・小腸・横行結腸・S状結腸などがあります。 - 一方、後腹膜臓器は腹膜の後方に位置し、腸間膜をもたない臓器です。
代表的な臓器には、膵臓・腎臓・副腎・十二指腸(第2〜4部)・上行結腸・下行結腸などがあります。
👉 詳細は、▶️ 膵臓と腹膜の構造・機能
問11:腹膜の構造や機能について、正しい記述はどれか。
- 腹膜は、壁側腹膜と臓側腹膜からなる漿膜である。
- 腹膜腔には、少量の粘液が含まれる。
- 肝臓と胃の間には大網という腹膜のヒダがある。
- 腸間膜は十二指腸や上行・下行結腸を支える。
- 腹膜には、知覚能がなく、疼痛は生じない。
解答
正しい記述は、1 です。
解説
- 正しい。壁側腹膜は腹壁の内表面を覆い、折り返して臓側腹膜となり、腹部臓器の表面を覆います。腹膜は単層扁平上皮からなる漿膜で、漿液を分泌します。
- 誤り。腹膜腔には、少量の腹膜液(漿液の一種)が含まれます。
- 誤り。肝臓と胃の間には小網という腹膜のヒダがあります。一方、大網は胃の大弯から垂れ下がり、小腸の前面を覆う腹膜のヒダです。
- 誤り。十二指腸や上行・下行結腸は腸間膜をもちません。腸間膜によって支持される臓器には、小腸・横行結腸・S状結腸などがあります。
- 誤り。腹膜には知覚能があります。特に壁側腹膜では痛みの部位が明瞭であることが特徴です。
👉 詳細は、▶️ 膵臓と腹膜の構造・機能
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(管理人)
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▶️ 栄養素の消化と吸収
▶️ 肝臓・胆嚢の構造と機能
▶️ 膵臓・腹膜の構造と機能
消化器系の基礎知識や消化管(食道〜大腸)
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