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👉 5択クイズで学ぶ!主要な不整脈
🔰 この記事について
- 本記事では、頻脈性不整脈 の重要ポイント
を図解でわかりやすく整理しています。
(※5択クイズは別記事で掲載しています) - 国家試験や定期試験でよく問われる
代表的な不整脈の病態・心電図・治療を、
短時間で復習できるよう
コンパクトにまとめました。
📘 この記事で学べる内容
🔗 関連記事
- 不整脈の基礎 や
徐脈性不整脈・期外収縮については、
以下の記事で解説しています👇
▶️ 不整脈(総論)
▶️ 徐脈性不整脈・期外収縮
🩺 学習の進め方
本シリーズは
「5択クイズ編」+「要点解説編」 の2本立てです。
📌 おすすめの学習ステップ
- まず クイズ で理解度チェック
- 本記事で知識を整理
- もう一度クイズに挑戦して定着
🎯 こんな人におすすめ
🔍 出題ポイントのまとめ|頻脈性不整脈
- 頻脈性不整脈は、
興奮の発生部位によって
「上室性」と「心室性」に分類されます。
▶️ 頻脈性不整脈(上室性)へジャンプ
▶️ 頻脈性不整脈(心室性)へジャンプ
📝 重要ポイントだけ復習したい方はこちら👇

(管理人)
頻脈性不整脈は
「どこから興奮が出ているか」
がポイントです。
刺激伝導系 に不安がある方は、
先に復習しておきましょう。
🧭 本文内の主要項目へジャンプ
▶︎ 発作性上室性頻拍(PSVT)
▶︎ 心房粗動(AFL)
▶︎ 心房細動(AF)
▶︎ 心室頻拍(VT)
▶︎ 心室細動(VF)
頻脈性不整脈(上室性)
- 上室性の頻脈性不整脈は、
心房や房室結節など
心室より上位の部分から発生する頻拍で、
以下のような疾患が代表的です。
発作性上室性頻拍(PSVT)
概念
- 発作的に突然始まり、
突然停止する規則正しい頻拍で、
興奮の出発点が心房や房室結節などの
上室にある不整脈です。 - 脈拍は、
通常150〜250 回/分になります。
原因と種類
- 多くは、
リエントリー(再侵入)機序
によって発生します。
※ リエントリーについては、
▶️ 不整脈(総論)で解説しています。
- 房室結節内や副伝導路を介して、
興奮が循環し続けることで頻拍が起こります。 - 主なタイプ:
心電図の特徴
- 狭いQRS波(正常幅)
→ 上室性頻拍の特徴 - RR間隔が一定(規則正しい頻拍)
- AVNRT:P波が目立たない
(QRSに重なり隠れることが多い) - AVRT:QRSの後に逆行性P波が出現

代表波形(AVNRT・AVRT)
上段は房室結節リエントリー性頻拍(AVNRT)で、
P波がQRS波に埋もれる。
下段の房室リエントリー性頻拍(AVRT)は、
副伝導路を介したリエントリーで、
QRS直後に逆行性P波が出現する。
概要
- WPW症候群は、
心房と心室をつなぐKent束(副伝導路)
を先天的に持つ疾患です。 - この副伝導路を通ると、
興奮が房室結節を経由せずに
心室へ早く伝わります。 - その結果、
心室の一部が早期に興奮(早期興奮)します。
非発作時の心電図
- 発作がないときでも、
副伝導路を介した早期興奮のため、
以下の所見がみられます。
| 所見 | 原因 |
|---|---|
| PQ(PR)短縮 | 副伝導路を通って早く伝わる |
| Δ(デルタ)波 | QRS波の立ち上がりがなだらかになる |
| QRS幅の延長 | 正常伝導と副伝導が重なって見える |

副伝導路を通る興奮により、
PQ(PR)短縮・デルタ波・QRS幅延長が生じる。
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発作時(PSVTとの関係)
- WPW症候群では、
Kent束を含むリエントリー回路が形成されることで、
房室リエントリー性頻拍(AVRT)(PSVTの一型)
を起こすことがあります。
治療
- PSVTの多くは、
房室結節を介したリエントリー
によって起こります。 - 治療の目的は
「この回路を遮断すること」です。 - 発作時はまず、迷走神経刺激を試みます。
- 無効の場合は、
ATP静注などの薬物療法を行います。 - 再発を繰り返す場合は、
カテーテルアブレーションによって
異常な伝導路を焼灼し、根治を目指します。
- カテーテルアブレーションは、
PSVTなどの頻脈性不整脈に対する
根治的治療法です。 - カテーテルを心臓内に挿入し、
不整脈の原因となる異常伝導路や興奮部位を
高周波電流で焼灼し、伝導を遮断します。
🫀 ポイント
- 成功率は高く、根治が期待できます。
- 侵襲は少なく、
現在では標準的治療として広く行われています。
⚠️ 注意点
- 焼灼部位によっては、
まれに房室ブロックを起こす可能性があります。 - 手技に伴う出血や血栓などのリスクはあるものの、
重篤な合併症はまれです。

(管理人)
PSVTは、
突然始まり・突然止まる頻拍
が特徴です。
多くはリエントリーによるもので、
WPW症候群でもみられます。
🧭 本文内の主要項目へジャンプ
▶︎ 発作性上室性頻拍(PSVT)
▶︎ 心房粗動(AFL)
▶︎ 心房細動(AF)
▶︎ 心室頻拍(VT)
▶︎ 心室細動(VF)
心房粗動(Atrial Flutter:AFL)
病態
- 心房内で電気的興奮が
一定の経路を旋回する
リエントリー性不整脈です。 - 心房は規則正しく、
高頻度(約300回/分)で興奮します。 - 心室へは房室結節を介して
一部のみが伝導するため、
心電図所見
| 所見 | 説明 |
|---|---|
| P波の消失 | 規則的な粗動波(鋸歯状波)に置き換わる |
| 鋸歯状波(F波) | 下壁誘導(Ⅱ・Ⅲ・aVF)で明瞭に観察される |
| RR間隔の規則性 | 房室伝導比が一定のため、RR間隔もほぼ規則的 |

P波が消失し、鋸歯状(のこぎり状)の
F波が規則正しく並ぶ。
この例では4:1伝導により、
4つの粗動波ごとにQRS波が出現している。

(管理人)
心房粗動(AFL)では、ノコギリの歯のような
規則的なギザギザ波形(=鋸歯状波=粗動波)
が決め手となります。
心房細動(Atrial Fibrillation:AF)
病態
- 心房内の電気的興奮が
無秩序で非常に速い(350〜600回/分)ため、
心房は有効な収縮を失い、
小刻みに震える(細動)状態になります。 - その結果、
房室結節を通る刺激がランダムとなり、
脈は不規則に乱れます(=絶対性不整脈)。

(管理人)
心房粗動(AFL)と異なり、
規則性がない点が重要です。
- また、心房が十分に収縮しないため、
左心房(特に左心耳)に
血栓が形成されやすくなります。 - この血栓が流出すると、
心原性脳塞栓症(脳梗塞)の原因となります。
※ 心原性脳塞栓症については
▶️ 脳血管障害 の記事で詳しく解説しています。
原因・関連疾患

(管理人)
特に僧帽弁狭窄症では、
左房拡大により
心房細動を起こしやすくなります。
※ 僧帽弁狭窄症との関連は
▶️ 心弁膜症 の記事も参照してください。
心電図所見
| 所見 | 説明 |
|---|---|
| P波の消失 | 心房全体の興奮がバラバラで 統一されたP波が出現しない |
| 細動波(f波) の出現 | 基線が細かく揺れる波として 観察される(特にⅡ・Ⅲ・aVF) |
| RR間隔の不整 | 房室結節を通る刺激がランダムで、 QRS間隔が不規則になる |

P波が消失し、基線に細かい細動波(f波)がみられる。
RR間隔は不規則で、心拍も乱れている(絶対性不整脈)。

(管理人)
心房細動では
「血栓形成」と「脳塞栓」
が最重要ポイントです。
僧帽弁狭窄症では特に注意です。
🧭 本文内の主要項目へジャンプ
▶︎ 発作性上室性頻拍(PSVT)
▶︎ 心房粗動(AFL)
▶︎ 心房細動(AF)
▶︎ 心室頻拍(VT)
▶︎ 心室細動(VF)
頻脈性不整脈(心室性)
- 心室性の頻脈性不整脈は、
心室から発生する頻拍で、
以下のような疾患が代表的です。
心室頻拍(Ventricular Tachycardia:VT)
概念
- 心室頻拍(VT)とは、
心室期外収縮が3連発以上持続し、
規則的な頻脈を呈する状態です。 - 興奮の発生源が心室内にあるため、
QRS波は幅広く変形します。 - 心室細動(VF)へ移行することがあり、
致死性不整脈の一つとして重要です。
脈拍・心電図の特徴

幅広いQRS波形が規則的に連続して出現。
P波はみられず、心室由来の頻拍を示す。
心室細動に移行する危険がある。

(管理人)
心室頻拍は、
上室性頻拍と異なり、
QRSが幅広い点が重要です。
心室細動(Ventricular Fibrillation:VF)
概念
- 心室細動(VF)とは、
心室が小刻みに震え、
有効な収縮ができない状態です。 - そのため心拍出量はゼロとなり、
実質的な心停止となります。 - 心筋梗塞や心室頻拍(VT)などの
重篤な不整脈の最終像として出現します。
脈拍・心電図の特徴
- 心電図では、
振幅の異なる不規則な波形が
混在して出現します。

P波・QRS波・T波の区別ができず、心拍出量はゼロ。
即時の除細動が必要。
予後・対応
- 数分以内に致死的となるため、
直ちに除細動を行うことが最重要です。 - 心肺蘇生(CPR)と
AEDによる除細動が
救命の鍵となります。

(管理人)
心室細動は突然死の原因です。
迷わずAED・除細動を行います。
※除細動
電気ショックで
心臓のリズムをリセットする治療
※心肺蘇生法(CPR)
胸骨圧迫(いわゆる心臓マッサージ)
と人工呼吸によって、血流を保つ応急処置
🧭 本文内の主要項目へジャンプ
▶︎ 発作性上室性頻拍(PSVT)
▶︎ 心房粗動(AFL)
▶︎ 心房細動(AF)
▶︎ 心室頻拍(VT)
▶︎ 心室細動(VF)
📝 チェックリストで重要ポイントを一気に確認!
□ 概念:
心房・房室結節など
心室より上位で発生する頻拍
□ 代表疾患:
発作性上室性頻拍(PSVT)
心房粗動(AFL)
心房細動(AF)など
□ 概念:
突然始まり・突然止まる規則的頻拍
□ 原因:
リエントリーによる異常興奮
※WPW症候群 → AVRT
□ 種類:
房室結節リエントリー性頻拍(AVNRT)
房室リエントリー性頻拍(AVRT)
□ 心電図:
規則正しい狭いQRSが連続
□ 治療:
迷走神経刺激 → ATP静注
再発例 → カテーテルアブレーション
□ WPWのポイント:
Kent束(副伝導路)
PQ短縮・デルタ波・QRS延長
□ 病態:
心房が規則的に高頻度興奮(約300回/分)
2:1や4:1など一定の比で心室に伝導
□ 心電図:
P波消失
鋸歯状のF波(粗動波)
規則的なRR間隔
□ 病態:
心房が不規則に震える状態
左心房内に血栓が形成されやすい
→ 心原性脳塞栓症のリスク
□ 原因:
加齢や心不全などの心疾患
※僧帽弁狭窄症は特に重要
□ 心電図:
P波消失
細動波(f波)
RR間隔不規則
□ 概念:
心室から発生する頻拍
□ 代表疾患:
心室頻拍(VT)
心室細動(VF)
□ 概念:
心室期外収縮が3連発以上持続
→ 規則的頻拍
→ 致死性不整脈(VFへ移行)
□ 心電図:
幅広いQRS波が規則正しく連続
P波は認めない
□ 病態:
心室が無秩序に震え、
有効な収縮ができない
→ 心拍出量0(実質的心停止)
□ 心電図:
P波・QRS波・T波は識別不能
不規則な波形のみ出現
□ 治療:
致死性であるため、
直ちに除細動+CPR
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▶︎ 発作性上室性頻拍(PSVT)
▶︎ 心房粗動(AFL)
▶︎ 心房細動(AF)
▶︎ 心室頻拍(VT)
▶︎ 心室細動(VF)
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