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👉 【循環器疾患】5択クイズで学ぶ!心膜炎・心筋炎・心筋症・感染性心内膜炎
🔰 この記事について
- 本記事は、感染性心内膜炎 についての要点解説記事です(※クイズは別記事)。
- 感染性心内膜炎の 概念・原因・病態・症状・診断・治療 について、要点をまとめています。
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🩺 学習の進め方
本シリーズは
「5択クイズ編」+「要点解説編」 の2本立てです。
おすすめの流れ👇
- まず クイズ で理解度チェック
- 本記事で知識を整理
- もう一度クイズに挑戦して定着
🎯 こんな人におすすめ
🔍 感染性心内膜炎(Infective Endocarditis:IE)

(管理人)
感染性心内膜炎の勉強を始める前に…
心膜・心筋の構造(位置関係)は理解していますか?
忘れてしまった人は、
先にこちらの記事で図を確認しておきましょう👇
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▶ 概念|原因|病態|症状|診断|治療
重要ポイントだけ
一気に復習したい方はこちら👇
概念
- 感染性心内膜炎は、心臓の内側(心内膜・弁膜・大血管内面)に感染が起こる疾患です。
- 心臓弁に細菌などが付着し、疣贅(ゆうぜい:細菌や血栓の塊)が形成されます。
- これが弁を破壊して弁膜症や心不全を引き起こすことがあります。
- 感染は特に僧帽弁や大動脈弁で多くみられます。
原因
➡ 血流中の細菌が弁膜に付着し、疣贅を形成して炎症を起こします。

(管理人)
歯科治療や抜歯後の発熱と言えば、
まず「感染性心内膜炎」を思い出しましょう。
病態
- 感染性心内膜炎では、次のような病態進展がみられます。
- 弁膜上に疣贅(細菌の塊)が形成される。
- その一部が剝離して血流中を移動する(塞栓源になる)
- 血管閉塞による塞栓症(脳塞栓・心筋梗塞など)を起こす
- 弁破壊によって弁膜症や心不全をきたす

弁膜上に形成された疣贅が、
① 弁を破壊して弁逆流・心不全を引き起こす
② 剥離して血流に乗り、脳や冠動脈などで塞栓症を起こす
Image adapted from Servier Medical Art (https://smart.servier.com), modified by author.

(管理人)
感染症ですが、実際に問題になるのは
弁破壊による心不全 と
疣贅による塞栓症 です。
症状
① 感染症状
- 細菌感染による全身の炎症反応が中心となり、以下のような症状が出現します。
| 主な症状 | 解説 |
|---|---|
| 発熱(最も多い) | 90%以上でみられる。 微熱〜高熱まで幅広い |
| 悪寒・倦怠感・食欲低下 | 全身性炎症による |
| 関節痛・筋肉痛 | 免疫複合体の関与 |
| 体重減少 | 慢性化例でみられる |
② 末梢血管塞栓・免疫反応による症状
- 疣贅が剝離して末梢血管を閉塞する、または免疫複合体沈着による炎症が関与します。
| 症状名 | 特徴 | 意味・覚え方 |
|---|---|---|
| オスラー結節 | 指先や手掌の有痛性結節 | 免疫複合体による炎症 |
| Janeway病変 | 手掌・足底の無痛性紅斑 | 菌塞栓による微小膿瘍 |
| ロート斑(Roth斑) | 網膜出血に白い中心部を伴う | 眼底出血の一種 |
| 爪下線状出血 | 爪の下の線状出血 | 末梢血管の塞栓 |
| 点状出血 | 四肢や口腔粘膜に出現 | 毛細血管炎や微小塞栓 |
③ 心臓への影響
- 感染が弁を破壊して弁逆流やうっ血性心不全を起こします。
| 主な症状 | 原因 | 補足 |
|---|---|---|
| 新しい心雑音 | 弁逆流(弁破壊) | 約80%に出現 |
| 息切れ・浮腫・咳 | うっ血性心不全 | 僧帽弁・大動脈弁感染で多い |
| 突然のショック | 弁穿孔・腱索断裂 | 急激な逆流による |

(管理人)
発熱+新しい心雑音+塞栓症状は
感染性心内膜炎の重要なキーワードです。
診断
- 感染性心内膜炎の診断は、臨床症状に加えて検査所見を総合的に評価して行います。
| 検査 | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 血液検査 | 白血球増加、CRP・赤沈上昇 | 炎症所見 |
| 聴診 | 新規心雑音 | 弁逆流を疑う |
| 血液培養 | 起因菌の同定 | 3セット採取が原則 |
| 心エコー | 疣贅・弁逆流の確認 | 経食道エコーが高感度 |

(管理人)
診断にはDuke基準が用いられ、
「血液培養陽性」と
「心エコーで疣贅確認」が主要項目です。
治療
- 抗菌薬の長期投与(4〜6週間)が基本です。
- 重篤で致死率の高い疾患であり、弁の破壊や重度心不全では外科的弁置換術を検討します。
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▶ 概念|原因|病態|症状|診断|治療
📝 チェックリストで重要ポイントを一気に確認!
□概念:弁膜に感染し疣贅を形成
弁破壊・塞栓を起こす
□原因:歯科治療などによる菌血症
弁膜症・人工弁は高リスク
□病態:疣贅形成 →
①弁逆流・心不全
②塞栓症(脳など)
□症状:発熱+新規心雑音
Osler(有痛)/Janeway(無痛)
□診断:血液培養陽性
心エコーで疣贅確認(Duke基準)
□治療:抗菌薬4〜6週静注
重症例は弁置換術
※ 記事作成には正確を期しておりますが、内容に誤りや改善点がございましたら、お知らせいただけますと幸いです。
今後の教材作成の参考にさせていただきます。
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▶ 概念|原因|病態|症状|診断|治療
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