【組織】上皮組織の種類と膜組織

2章 人体構造・機能論

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🔰 この記事について

この記事では、上皮組織について、
図解を用いてわかりやすく解説しています。

上皮組織の種類膜組織など、
国家試験や定期試験で頻出のポイントを
コンパクトに整理しました。

短時間で復習しやすいよう、
重要ポイントを中心にまとめています。

※ 5択クイズは別記事に掲載しています。

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以下の項目について、
重要ポイントをまとめています。

  • 上皮組織とは?
  • 上皮組織の種類
  • 膜組織

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本シリーズは
「5択クイズ編」+「要点解説編」 の2本立てです。

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🔍 上皮組織と膜組織

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▶︎ 上皮組織とは?
▶︎ 上皮組織の種類
▶︎ 膜組織

上皮組織とは?

  • 上皮組織は、
    体の外表面臓器の内面を覆い、
    外部と内部の境界を形成する組織です。
  • 細胞同士が密着して並んでいることが特徴で、
    通常は血管をもたず
    下層の結合組織から栄養を受け取っています。
  • また、生体の保護だけでなく、
  • 吸収
  • 分泌
  • 感覚
  • 輸送
    など、さまざまな機能を担っています。

上皮組織の種類

  • 上皮組織は
    細胞の形層構造によって分類され、
  • 扁平上皮
  • 立方上皮
  • 円柱上皮
  • 移行上皮
    などがあります。
単層扁平上皮、重層扁平上皮、立方上皮、単層円柱上皮、線毛円柱上皮、移行上皮の構造の違いを示した模式図
図1:上皮組織の分類
単層扁平上皮・重層扁平上皮・立方上皮・単層円柱上皮・
線毛円柱上皮・移行上皮の特徴を示した模式図
Created with BioRender.com

扁平上皮

  • 扁平上皮は、
    平たく薄い細胞(扁平上皮細胞
    から構成される上皮です。
  • 細胞が薄いため、
    物質交換を行いやすい
    という特徴があります。

単層扁平上皮

  • 1層の細胞から構成され、
    主に物質交換を行う部位にみられます。
  • 血管内皮
  • 肺胞
  • 漿膜 など

重層扁平上皮

  • 複数層の細胞から構成され、
    摩擦や刺激から組織を保護する働き
    をもちます。
  • 口腔
  • 咽頭
  • 食道
  • 肛門
  •  など

立方上皮

  • 立方上皮は、
    高さと幅がほぼ等しい
    立方形の細胞から構成される上皮です。
  • 主に分泌吸収に関与し、
    腺の導管腎尿細管などにみられます。
  • 腎臓の尿細管
  • 汗腺の導管
  • 唾液腺の導管 など

円柱上皮

  • 円柱上皮は、
    縦長の円柱状の細胞から構成される上皮です。
  • 主に吸収分泌に関与し、
    消化管などの粘膜にみられます。

単層円柱上皮

  • 1層の円柱状細胞から構成され、
    粘膜上皮などに存在します。
  • 小腸
  • 大腸 など

線毛円柱上皮

  • 細胞表面に線毛をもつ円柱上皮です。
  • 線毛運動によって、
    粘液異物卵子などを移動させます。
  • 気管
  • 卵管 など

移行上皮

  • 移行上皮は、
    臓器の伸縮に応じて形態が変化する上皮です。
  • 尿が通過・貯留する尿路系に存在し、
    臓器の拡張や収縮に対応できる構造
    をもっています。
  • 腎盂
  • 尿管
  • 膀胱
  • 尿道の一部

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膜組織

  • 膜組織は、
    臓器の表面体腔の内面を覆う
    膜状の組織です。
  • 多くの膜組織は、
    上皮組織結合組織から構成されており、
    保護・分泌・吸収などの働きを担っています。
  • 膜組織には、
    漿膜粘膜滑膜などがあります。
  • なお、滑膜は他の膜組織と異なり、
    上皮組織をもたない点が特徴です。
漿膜、粘膜、滑膜の代表例と主な働きを示した模式図。漿膜は摩擦軽減、粘膜は保護・吸収、滑膜は関節運動を滑らかにする働きを示している。
図2:膜組織の種類と主な働き
漿膜・粘膜・滑膜の代表例と、それぞれの働きを示した模式図。
滑膜は上皮組織を持たない点が特徴である。
Created with BioRender.com

漿膜

  • 漿膜は、
    体腔の内面内臓の表面を覆う薄い膜です。
  • 表面は単層扁平上皮で構成され、
    漿液を分泌して臓器同士の摩擦を減らします

主な例

  • 胸膜
  • 心膜
  • 腹膜

粘膜

  • 粘膜は、
    消化管気道などの内面を覆う膜です。
  • 上皮組織を含み、
    粘液を分泌することで、
    組織の保護吸収を行います。

主な部位:

  • 消化管
  • 気道
  • 泌尿器 など。

滑膜

  • 滑膜は、
    関節包の内側を覆う膜状組織です。
  • 関節液(滑液)を分泌し、
    関節の動きを滑らかにする働きをもちます。
  • 他の膜組織と異なり、
    上皮組織をもたない点が特徴です。

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上皮組織

□ 特徴
 ・体表面臓器の内面を覆う
 ・外部と内部の境界を形成する
 ・細胞同士が密着して並ぶ
 ・血管をもたない(無血管性

□ 主な機能
 ・保護
 ・吸収
 ・分泌
 ・感覚
 ・輸送 など

上皮組織の種類

□ 扁平上皮
 ・平たく薄い細胞から構成される
 ・単層血管内皮・肺胞・漿膜
 ・重層口腔・咽頭・食道・肛門・膣

□ 立方上皮
 ・立方形の細胞から構成される
 ・腎尿細管
 ・汗腺や唾液腺の導管

□ 円柱上皮
 ・円柱状の細胞から構成される
 ・単層:胃・小腸・大腸の粘膜
 ・線毛円柱上皮:気管・卵管

□ 移行上皮
 ・臓器の伸縮に応じて形態が変化する
 ・腎盂・尿管・膀胱・尿道の一部

膜組織

□ 特徴
 ・臓器の表面や体腔の内面を覆う
 ・主に上皮組織と結合組織から構成される
 ・保護・分泌・吸収などを行う
 ・種類:漿膜粘膜滑膜

□ 漿膜
 ・体腔の内面や内臓表面を覆う薄い膜
 ・漿液を分泌し、摩擦を減らす
 ・例:心膜・胸膜・腹膜

□ 粘膜
 ・消化管や気道などの内面を覆う膜
 ・粘液を分泌し、組織を保護する
 ・部位によっては吸収も行う
 ・例:消化管・気道・泌尿器

□ 滑膜
 ・関節包の内側を覆う膜
 ・上皮組織をもたない
 ・関節液(滑液を分泌する
 ・関節運動を滑らかにする

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