一問一答でしっかり復習！人体構造・機能論②

GnRHはゴナドトロピン（性腺刺激ホルモン）放出ホルモンです。ACTH放出ホルモンは、CRH（コルチコトロピン放出ホルモン）です。

カルシトニンは、ペプチドホルモン（水溶性）であるため、細胞膜上の受容体に結合します。

インスリンは、膵臓ランゲルハンス島のβ細胞から分泌されます。α細胞からは、グルカゴンが分泌されます。

成長ホルモン（GH）は、負のフィードバック機構により分泌が調節されています。GHの血中濃度が増加すると、これが視床下部からの成長ホルモン放出ホルモン（GRH）の分泌や下垂体からのGHの分泌を抑制し、GHの血中濃度を一定に保ちます。

ペプチドホルモンなどの水溶性ホルモンは、脂質でできた細胞膜を通過することができません。したがって、細胞膜上の受容体に結合します。一方、ステロイドホルモンなどの脂溶性ホルモンは、細胞内受容体に結合します。

アルドステロンは、主に電解質に対して作用を持つミネラルコルチコイドです。グリコーゲン合成作用は、糖質コルチコイドであるコルチゾールの作用です。

PRL（プロラクチン）は、下垂体前葉から分泌されます。

排卵誘発作用はLHによるものです。FSHの主な作用は卵胞の発育です。

バソプレッシン（ADH）は主に水の再吸収に関与し、体内に水分を保持させます。子宮収縮作用はオキシトシンの主な役割です。オキシトシンは、分娩時の子宮収縮や授乳時の乳腺からの乳汁分泌（射乳）を促進します。

成長ホルモン（GH）は、ペプチドホルモンに分類されます。

オキシトシンは下垂体後葉から分泌されます。下垂体から分泌されるホルモンは全てペプチドホルモンです。

甲状腺ホルモンは、負のフィードバック機構により分泌が調節されています。甲状腺ホルモンの血中濃度が増加すると、これが視床下部からの甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン（TRH）および下垂体前葉からの甲状腺刺激ホルモン（TSH）の分泌を抑制します。その結果、甲状腺ホルモンの分泌が低下し、血中濃度が一定に保たれます。

甲状腺ホルモン（T₃、T₄）は、アミン型ホルモンに分類されます。

パラトルモンは主に骨吸収を促進し、血中カルシウム濃度を上昇させます。骨形成促進作用をもつホルモンには、カルシトニンがあります。

糖新生は、糖ではない物質（アミノ酸やグリセロール、乳酸など）から糖（グルコース）を合成することで、糖新生の促進により血糖値が上昇します。インスリンは血糖値を低下させるホルモンなので、糖新生を抑制します。糖新生を促進するホルモンには、グルカゴンやコルチゾール、アドレナリン、成長ホルモンなどがあります。

抗利尿ホルモン（ADH）、別名バソプレッシンは、視床下部で合成されます。合成された後、下垂体後葉に輸送され、そこから血中に分泌されます。

パラトルモンは、腎臓でのビタミンDの活性化作用を持ちます。

レプチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンで、摂食を抑制するように働きます。

アドレナリンは、主に心機能亢進（心拍数増加・心筋収縮力増加）により血圧を上昇させます。

コルチゾールは、糖新生を促進し、血糖値を上昇させます。

TRH（甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン）は視床下部から分泌され、下垂体前葉に作用してTSH（甲状腺刺激ホルモン）の分泌を促進します。

パラトルモンは、血中カルシウム濃度の低下により、分泌が促進されます。血中カルシウム濃度が上昇すると、分泌が抑制されます。

アドレナリンは、糖新生を促進したり、グリコーゲンの分解を促進することで血糖値を上昇させます。

レニンは、腎臓の傍糸球体細胞から分泌されます。

アルドステロンの分泌が増加すると、腎臓の遠位尿細管からのNa^＋の再吸収が増加し、血中Na濃度は増加します。

バソプレッシンは、血漿浸透圧上昇により分泌が促進されます。

パラトルモン（副甲状腺ホルモン）は、負のフィードバック機構により分泌が調節されます。パラトルモンの分泌が増加すると、血中カルシウム濃度が増加します。血中カルシウム濃度が増加すると、パラトルモンの分泌が抑制されます。

アドレナリンは、交感神経の興奮により分泌が促進されます。