一問一答でしっかり復習！人体構造・機能論①

心膜は心臓を覆う膜であり、内層は漿膜（漿液を分泌する）です。

血液脳関門（Blood-Brain Barrier, BBB）の形成に関与するグリア細胞は、星状膠細胞（アストロサイト）です。オリゴデンドロサイトは、髄鞘の形成に関与します。

無髄神経ではなく、有髄神経の記述です。オリゴデンドロサイトやシュワン細胞などのグリア細胞が軸索の周りを何重にも取り囲み、脂質に富んだ構造である髄鞘が形成されます。この髄鞘を有する神経を有髄神経といいます。

血漿中で最も多い蛋白はアルブミンで、グロブリンはその次に多い蛋白質です。

副腎髄質（Adrenal Medulla）は、外胚葉の神経堤細胞から分化します。一方、副腎皮質は中胚葉由来で、ステロイドホルモンを分泌します。

細胞内液は主にカリウムが多く、ナトリウムは少ないです。ナトリウムは、細胞外液に多く含まれます。

神経系は、外胚葉由来です。外胚葉の神経板が神経管を形成し、脳や脊髄へ分化します。

表皮（皮膚の外層）は、外胚葉（Ectoderm）由来です。

小胞体には独自のDNAは存在しません。独自の環状DNAをもつ細胞小器官は、ヒトの場合ミトコンドリアです。

骨格筋は随意筋であり、主に運動神経により支配されます。

リボソームは、mRNAをもとにアミノ酸をつなげてタンパク質を合成する場です。糖鎖付加は主に小胞体やゴルジ装置で行われます。

ATPを産生するのは、ミトコンドリアです。ゴルジ装置は、タンパク質や脂質の修飾・濃縮・輸送などを担う細胞小器官です。

アストロサイトは中枢神経系（脳・脊髄）に存在するグリア細胞であり、末梢神経系には存在しません。

膠原線維および弾性線維は、結合組織の主要な構成要素です。

関節腔内部は滑膜（関節内膜）によって覆われています。滑膜は血管や神経を多く含み、関節液を分泌します。

嘔吐による胃酸（塩酸）の喪失は、体内の酸性物質が減少するため、代謝性アルカローシスを引き起こします。

ヒトの体液は、全体重の約60％を占めます。

膠原線維は主にコラーゲンというタンパク質で構成されており、エラスチンは弾性線維の主成分です。

神経細胞同士は、シナプスを介して接続しており、ギャップジャンクションは心筋同士などの接続に関与します。

水素イオン濃度が増加すると、pHは低下します。

膀胱の内腔は移行上皮で覆われており、内容を膨張・収縮させることができます。

一般的に、ヒトのミトコンドリアDNAは母親由来です。

筋組織（骨格筋・心筋・平滑筋）は、中胚葉（Mesoderm）由来です。

グリア細胞は、神経系に属する支持細胞であり、筋組織には存在しません。

リボソームが付着している小胞体を粗面小胞体 といい、付着していない小胞体を滑面小胞体といいます。

mRNA上の3つの塩基配列（コドン）で1つのアミノ酸が指定される過程は翻訳です。転写は、DNAからmRNAを合成する過程のことです。

人体の軟骨の大部分は硝子軟骨であり、線維軟骨は特定の部位（椎間板、恥骨結合部など）に限られています。

神経伝達物質の放出は通常、軸索終末（シナプス終末）で行われます。神経細胞体は、主にタンパク質やRNAの合成及び代謝、神経伝達物質の合成などに関与します。

小胞体（粗面小胞体・滑面小胞体）は、いずれもリン脂質二重層（脂質二重膜）による膜構造をもちます。

赤血球の主成分はヘモグロビンであり、アルブミンは血漿中に存在する蛋白です。