一問一答でしっかり復習！人体構造・機能論①

ヒトを含む真核生物の染色体は、通常は核膜（核）に包まれた構造をとっています。

赤血球の主成分はヘモグロビンであり、アルブミンは血漿中に存在する蛋白です。

グリア細胞は、神経系に属する支持細胞であり、筋組織には存在しません。

mRNA上の3つの塩基配列（コドン）で1つのアミノ酸が指定される過程は翻訳です。転写は、DNAからmRNAを合成する過程のことです。

アルブミンは血漿膠質浸透圧の維持に関与する血漿蛋白です。アルブミンが低下すると、血漿膠質浸透圧は低下し、浮腫などを引き起こします。

過呼吸により二酸化炭素を過剰に排出すると、血液中のCO₂分圧が低下し、pHが上昇して呼吸性アルカローシスが引き起こされます。

副腎髄質（Adrenal Medulla）は、外胚葉の神経堤細胞から分化します。一方、副腎皮質は中胚葉由来で、ステロイドホルモンを分泌します。

タンパク質合成（翻訳）はリボソームで行われます。ゴルジ装置は、合成後のタンパク質の修飾（糖鎖付加など）や分泌顆粒の生成を行う場所です。

肺胞上皮は、単層扁平上皮で構成されます。

合胞体は、複数の個別の細胞が融合して、一つの大きな細胞として機能する構造をいいます。典型的な合胞体の例としては、骨格筋があります。

一般に、グリア細胞は活動電位を発生させません。神経細胞（ニューロン）が活動電位を発生させ、情報伝達を担います。

ヒトの染色体は通常、22対の常染色体と、1対の性染色体（XXまたはXY）の合計23対です。

神経細胞同士は、シナプスを介して接続しており、ギャップジャンクションは心筋同士などの接続に関与します。

消化管の粘膜上皮は、内胚葉（Endoderm）由来です。

関節腔内部は滑膜（関節内膜）によって覆われています。滑膜は血管や神経を多く含み、関節液を分泌します。

細胞内液は主にカリウムが多く、ナトリウムは少ないです。ナトリウムは、細胞外液に多く含まれます。

細胞膜（生体膜）は、通常リン脂質の二重層で構成されます。

筋組織（骨格筋・心筋・平滑筋）は、中胚葉（Mesoderm）由来です。

止血機能は主に血小板や血液凝固因子によって行われます。白血球は免疫応答に関与します。

リボソームが付着している小胞体を粗面小胞体 といい、付着していない小胞体を滑面小胞体といいます。

ヒトの細胞数は、一般的に数十兆個（およそ 30～60 兆個）とされています。

樹状突起は、他の神経細胞からのシナプス入力を受け取る主要な構造です。

膠原線維および弾性線維は、結合組織の主要な構成要素です。

神経伝達物質の放出は通常、軸索終末（シナプス終末）で行われます。神経細胞体は、主にタンパク質やRNAの合成及び代謝、神経伝達物質の合成などに関与します。

長管骨の骨幹部は主に緻密骨で構成されており、海綿骨は主に骨端部に多く存在します。

心筋は横紋をもつ筋組織です。横紋がないのは平滑筋です。

水素イオン濃度が増加すると、pHは低下します。

心膜は心臓を覆う膜であり、内層は漿膜（漿液を分泌する）です。

膀胱の内腔は移行上皮で覆われており、内容を膨張・収縮させることができます。